米マスターカード1~3月、カード利用増え純利益21%増
米クレジットカード大手のマスターカードが、2012年1~3月期決算を5月2日に発表した。
それによると純利益は前年同期比21%増の6億8200万ドル(約545億円)で、予想を上回った。
顧客のクレジットカード利用が増えて手数料収入が伸びた。
顧客が買い物でクレジットカードを利用した金額(取扱額)は17%増の6290億ドル。
主力の米国のほか海外での取扱額も拡大し、キャッシングの利用も増えた。
日本に比べてクレジットカードの利用が日常的に行われている米では、クレジットカード各社の決算内容や取扱高は、景気の動向を示す重要な指標で、注目されている。
今回のマスターカードの発表は、一般消費者のクレジットカード利用が順調に増えていることから、米の景気が持ち直してきていることを裏付けているとの見方が広がっている。